-コラム-
ランニング後、自分の汗のニオイでビックリした経験はありませんか?私も汗をかいたあとニオうことは多々あります。特にLSDといわれる長時間のランニングの後はビックリします。
せっかくお洒落ウェアを着て、カッコよく走り抜けているのに汗臭くてはかっこよくありませんね。しかし、スポーツには汗はつきものです。ただ、ランニングウェアがニオってしまう理由を知っていれば怖くありません。
汗のニオイの知識をつけて、爽やかな汗を流していきましょう!
ランニングウェアが汗くさくなってしまうのは、汗を元に繁殖した菌によるニオイ物資が原因なのです。実は汗じたいは無臭だと言われており、汗クサイ原因は菌の繁殖なんです。
かいた汗が皮膚の表面の皮脂や汚れなどと混ざり合い、これを細菌が分解することによってニオイ物質が発生し、ニオイを発するのです。そのニオイ物質が服に染み込むことにより、服が汗クサくなるのです。
汗クサイ原因がわかっても運動をする上で汗をかかないようにするのは不可能ですよね。そこで服に染み付いた汗のニオイ対策をご紹介していきます。
汗をかいた服がニオってしまうのは、汗を放置することにより発生する菌によるものです。その菌をどのように対処するのかがキーとなりそうです。
汗をかいたまま放置してしまうと、ウェアの中にニオイ物質が染み込んでしまいます。ニオイ物質が繊維に染みこんでしまう前に、汗をかいたらなるべく早く洗濯をしましょう。
また、お湯を使って洗濯することも有効です。お湯で洗濯することで洗剤が溶けやすくなり服の繊維の奥まで届きやすくなるためです。40°以上のお湯で洗剤の酵素が活性化すると言われていますので、お風呂の残り湯を使うのも良いでしょう。
ただしその場合は『洗い』までにしましょう。残り湯には雑菌などが含まれているので『すすぎ』までそのお湯を使ってしまうと、服に雑菌などが残ってしまいます。『すすぎ』はきれいな水を使って仕上げましょう。
とは言っても、すぐには洗濯できないことも多いですよね。そういう場合は、洗剤を溶かした水につけ置きしましょう。水だけだと服から滲み出た汗が腐り菌が繁殖しますので洗剤を入れて菌の繁殖を防ぎましょう。
また、つけ置きには繊維の奥まで染み込んだ汚れを除去することにも繋がります。頑固な汗臭には有効ですが、洗剤でのつけ置きは服を痛める原因にもなりますので、半日程度の期間にしましょう。
服のニオイの原因は汗と汚れによる菌の繁殖です。つまり、服じたいに菌が繁殖しずらい環境にしてしまえば良いのです。ウェア自体に菌が繁殖しないよう抗菌しましょう。抗菌とは菌の繁殖を防ぐことです。抗菌作用のある洗剤や漂白剤などを利用することをお勧めします。
すでに服がニオってしまっているのは菌が服の繊維の奥まで染みこんでしまっている状態です。菌が繁殖してニオってしまっている場合は、60℃前後のお湯に10分ほどつけ置きすることで殺菌が可能です。
汗臭のニオイの菌は熱に弱い特徴がありますので、熱を加えることが効果的なのです。熱すぎるお湯の場合、服を痛める原因にもなりますので、注意が必要です。
乾燥機に対応しているウェアの場合、高温の乾燥機で乾燥させるのも有効と言えるでしょう。
汗臭の原因は汗じたいではなく、かいた汗を放置することによるものです。汗を放置して約1時間程度でニオイを発し始めると言われています。ニオイを発さないためには1時間以内に汗や汚れを拭き取ることが理想です。
ですが、LSDのように2時間以上も走る場合はそうもいきません。LSD後にニオってしまうのは仕方ないといえるでしょう。なのでLSDのような長時間走は割り切って走りましょう。LSD完了後には速やかに汗拭きシートなどで汗を拭き取りましょう。
それでも汗臭を出したくないという場合は、株式会社興和堂の『ヌーラ』という商品を使いましょう。こちらの商品は、ニオイそのものを無臭化するスプレーです。発生してしまったニオイの対策となるでしょう。
汗臭対策を4個紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。どんなにおしゃれなランニングウェアも汗臭が染み付いてしまっては、おしゃれ度半減ですよね。上記の方法でしっかり汗臭対策して、爽やかに汗を流していきましょう。